ヨーロッパ塗料メーカーの立ち上げ

ヨーロッパの塗料業界で大きなシェアを持っているベッカー社立ち上げのブログ

RoHS指令

RoHS指令とは、ローズ指令と読み、電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令です。2006年7月から施行されています。

基本的な内容としては、EU加盟国内で販売される電子・電気機器に対して、特定の物質の含有量を規制するものです。含有してはいけないという厳しい規制ではありません。

1000ppm以下 鉛・水銀・六価クロム・ポリ臭化ビフェニル(PBB)・ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)

100ppm以下 カドミウム

適切な代替手段がない場合などには、一定の範囲で適用が免除されることもあります。
・医療器具
・鉛はんだ
・蛍光ランプ中の水銀 等々

RoHS指令自体には罰則はありません。指令を元にした各国の国内法で罰則を決めています。基本的には、罰金や販売した製品の回収といった罰則です。

まだRoHS指令が施行されて間もないため、大きな罰則はまだ適用されていないのですが、前例として、2001年、オランダ政府はS社に対し、ゲーム機から規定値以上のカドミウムが検出されたとのことで対応を求め、S社は100億円以上の費用をかけて製品の回収と対策品の置き換えをおこなった例があります。配線の赤いビニール被覆の顔料にカドミウムが用いられていたのが原因のようです。

RoHS指令は有効性などで賛否がわかれています。代替品が希少資源だったり、代替をすることでさらに環境負荷が上がる事も考えられるようです。また、環境政策に名を借りた非関税障壁だという見方もあるようです。

日本においてはRoHS指令に準拠した法律は制定されていないのですが、グローバル化している今日、ヨーロッパにも製品を出荷している企業がたくさんあります。いつRoHS指令を適用されるかわからないので、きちんと対策を打っておく必要があります。

中国では今年1月から、韓国では来年1月からそれぞれの国のRoHSが始まるようです。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

ベッカー 塗料